いい店
いい店を知っているとカッコいいと思う。
いい店に入るためにはカッコよくないといけないと思う。
結局いい店というのはカッコいい人限定なんだ。
もしたとえそうだとしても自分がこのままカッコよくない人で終わるのもいい店に入れないのも困る。なぜなら女の子にはモテたいし、同性の友人や後輩からは一目置かれたいからだ。
むむ、困った。
カッコよくなるか、今の自分でも行ける店が気が付いたらいい店になっているか、どっちが現実的なんだ。
とりあえず両方試してみた。
カッコいい人はいつも微笑んでいる方な気がした。大は小を兼ねるというのでとりあえず常に満面の笑みを浮かべながら歩くように心がけてみた。今回は試験的な試みなので夜限定。
結構気味悪がられたし、なによりも顎と頬骨が痛い。カッコいい人は顎も丈夫なんだ。
学園ハンサムはあながちふざけていたわけじゃないのかも。
いつでも行ける店と言えば日高屋とモスバーガーだけど、日高屋とモスバーガーがカッコいい人しか入れない店になってしまったら餓死大国日本になってしまうだろうし無理だ。
結局のところ飛び込んでみるしかないとなって、世界共通でかっこいいと思われる適当なバーに飛び込んでみた。
結論として分かったことはカッコいい人はカッコ悪い人を見てもあんまりバカにしないということでした。う~ん、カッコいい。カッコ悪い人がカッコいい人が集まっているところに行くと意外とかわいがってもらえるっぽい。
でも今回は自分がカッコ悪い人で知らないおじさんがカッコいい人だったからうまくいったけど、カッコいい人達同士が出会ったらどうなるんだろう。
カッコいい人同士の中でもランクがあるのかな。
書いていて思ったけどカッコいい人はカッコ悪いことが恥ずかしいとか、ランクがどうとか、思うことはあっても気にしなさそう。なぜならカッコいいから。
40歳ぐらいの時に心身共に一番カッコよくありたいから今はカッコ悪いぐらいがちょうどいいのかも。
でも今モテないと意味ないよねぇ・・・。
おわり